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カーサデルムシカ代表のプログ

カーサデルムシカ代表の千藤伸寿が、音楽教室の経営やピアノの演奏テクニックなど、日々感じたり、勉強したりしたことを綴ります。

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W.Hoffmannレクチャーコンサート&試弾会のご案内

ホフマンピアノのレクチャーコンサート&試弾会の日程が決まりましたので、ご案内します。
ホフマンピアノの特徴や国産ピアノとは異なることを演奏やピアノの構造説明を通して体験する良い機会です
3月6日(日)午後1時30分〜
カーサデルムシカ多治見教室
司会・説明:堀江佳紀(ホリエピアノ研究所代表取締役)
レクチャー・演奏:千藤伸寿(カーサデルムシカ代表 CEO)
要予約ですので、前もってお電話かFAXでお申し込み下さい。
070−6534−8136(千藤)
FAXは0574−65−7905
ホームページはこちら
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Hoffmannの鳴らし込み(弾き込み)

T-177が納品されてから2週間経ちました。
楽器は新品の状態から鳴らし込み(ピアノの場合は弾き込みともいいます)といってエージング作業が欠かせません。ピアノの場合ハンマーのあたりをつけることと、アクションの堅さをとること、響板が倍音になじんでくること、それと、納入場所の環境に慣れてくることでしょうか。低音から高音までもれなく弾き込んでゆくことで音が安定してきます。輸入総代理店で調整整調作業がきちっとなされているので、初めから良い音で鳴ってはいるのですが、毎日弾くたびに音が変化していっているのがわかります。この時期がとっても楽しい。本当の意味で鳴らし込みが終わるのは多分5年後。
ベヒシュタイン社はそのことも織り込み済みなのだろうか、なんと保証期間は5年。
それに対して国産メーカーは1年!やはり超一流メーカーはその辺がわかってる!

生徒さんや保護者さん、お客さんの反応をいくつかご紹介。
*やわらかい音ですね。
*音に厚みがあって、ピアノの音じゃないみたい。
*鍵盤が軽くて弾きやすい。
*渋い黒さ。(外装の塗装が深い黒色ということかな?)
*でっかい音
*高い音がきれい。
*いい音!
*前のピアノがおもちゃみたい(前はヤマハのC5A)
などなど、とても好意的な反応をいただきました。

良い楽器を使うことは習われる方に多くのインタレストやインスピレーションを与えます。いつもレッスンで次の課題曲を決めるのに苦労している子が、次はこの曲と自発的に選曲するなどということも起こっています。

驚いた!

 昨日12月17日、多治見教室にW.HoffmanのT-177が納品されました。
早速、ファーストインプレッションを。
驚いた。小型のピアノ(ヤマハで言えばC2〜C3の間のサイズ)にも関わらず、音のボリュームが凄い。
この感覚は初めてスタインウエイのSを弾いたときと同じ感覚だ。ピアノはサイズではないと改めて解らせてくれるピアノだ。八王子のセンターで弾いたときにはあまり感じなかったが、16畳程度の部屋に入れてみてビックリだった。更に試して行く。先ずは中低音の弱音を確かめよう。
弾く曲はベートーヴェンの月光ソナタ1楽章だ。よく言われていることだが、この曲はペダルを踏みっぱなしにして弾いての幻想感を必要とする。まるで、印象派の作品だ。中音の音の作りはさすがにベヒシュタインだ。音に深みと厚さがある。まるで良い響きのチェロを思わせるような暖かさだ。低音は余分な高次倍音を含まない安定した響きだ。ペダルをクォーター(4分の1)の状態で弾いてみる。濁り無くハーモニーが重なりつつ消えて行く。とても心地よい。低音の上に内声のアルペジオがたなびき、旋律が浮かび上がる。指でのスピードコントロールによるダイナミクスも良好のようだ。良いバランスで曲が作り込める。
さあ、次はヴァイオリン音域でのメロディーラインを確かめよう。
弾く曲はショパンのノクターンOp9−2だ。高音域は僕にとって少々やっかいな問題をはらんでいる。
それは僕がアリコートの響きを余り好きではないことだ。なにしろ可児のベヒシュタインBも総アグラフ、アリコートなしの最終モデルを選んだくらいだ。これは時代の流れだ。仕方がないものか。
さて、弾いてみよう。やはりアリコートの共鳴が効いて高域が明るく延びて行く。立ち上がりの速い音作りはさすがだ。しかし、耳障りで硬質な音ではない。実音の音鳴りがしっかりしているからだろう。最初の弾き始めのBの音を1の指で弾く、次に2の指で弾く。ハッキリと弾き応えが異なる。1の指で結構柔らかめの鍵盤の反応だ。2の指では固めの反応を感じる。1の指での弾き始めの方がしっくりくるようだ。弾いていこう。鍵盤の感じは軽めだ。表現を付けるためのダイナミクスは指のダウンのスピードでコントロールされる。指のスピードはスピードで捕らえるのではなく、深さで捕らえるのが僕の方法だ。なぜなら、同秒間に進む指の距離が異なれば、スピードも変化するからだ。
良く反応してくれる。最初に感じたボリューム感は弱音から強音まで失うことなく存在する。モノフォニーの作品で、メロディーラインの弱音で音が薄くなるのは困るのだが、そんなこともなく良く伴奏部に乗ってくれる。アリコートのキンという響きが乗るのは致し方のないところか。
次に大音量を試そう。弾く曲はリストのバラード2番の中間部だ。
おお!これは良い。僕はリストの作品が大好きだ。手が小さくて弾ける曲が少ないのが悲しいのだが。迫力あるね。本当に小型ピアノか?響板から音があふれ出てくるようだ。響板を見てみよう。白く美しいとうひ材だ。贅沢な響板だ。国産メーカーのカタログから響板の記述が消えつつある時代、この響板はすばらしい。鉄骨はねずみ鋳鉄で叩いてみるとコツコツという。嫌な金属音を持たない鉄骨だ。ベヒシュタインならではの設計哲学が活かされている。リストの強音でありながらロマンシティズムを表現するならベストだ。
これは良いピアノにめぐり会った。多分、数年すると更に良く鳴るようになるだろう。楽しみだ。



W.Hoffman

 昨日、東京八王子のユーロピアノ802技術センターへ日帰りで行ってきました。
何をしにというと、多治見教室のピアノの買い換えのため、ピアノ選定を行うためです。
朝、八時に家を出て、軽く朝食をマックで食べて中央道多治見インターへ入り、12時過ぎに八王子に到着。1時に師匠の平澤一博氏と現地待ち合わせだったのですが、師匠は都合で2時に変更。1時からユーロピアノの加藤技術部長立ち会いの下でピアノの選定を開始しました。前もって選定する型番は伝えてあったので、W.HoffmanのT-177が3台並べて用意してありました。引き比べをしながら雑談をしていると師匠の到着。あいかわらずの饒舌とピアノを触るのがたまらなく好きな雰囲気で、このピアノだね。との鶴の一声!加藤技術部長も一番音の立ち上がりが良く形が良いとの話を受けて選定は終了。契約をしてきました。選定は3時くらいに終わったのに、ユーロピアノでの話込みで5時近く。
当初から師匠のご自宅に15年ぶりに伺うことにしていたので、薄暗くなる中を国立市に移動。師匠の車を見失わないように後をついて行きました。(フィアットの赤のロードスターなので、見失う方が難しい)
又、ご自宅で奥さんに久しぶりの対面をしました。師匠お薦めの手打ちパスタの店で食事をして(美味しかったです)、またご自宅に戻って健康の話になり運動をしなさいとテニスのラケットを渡されました(もらってきました)。娘さんのピアノのレッスン終了を待って、久しぶりに話をしてから、夜の8時に失礼をして、国立府中から帰り、家には夜中の0時半にたどり着きました。
今月中か来月には多治見の教室に納品されます。
近々、多治見のホリエピアノさんと協力して試弾会も行う予定です。
決まりましたら、ホームページ上でお知らせします。


幼児のピアノレッスン

 4歳くらいになると、ピアノ教室を探される方が多いように感じます。
保護者の方がお子さんに習わせたいという場合もあれば、幼稚園・保育園での先生のピアノにあこがれたり、お友達が習い始めたのに影響されたりということでしょうか。
4歳ですとピアノの鍵盤一つに指が3つも乗ってしまうくらい(個人差があります)。
それに音名を覚えるのも1回のレッスンでは無理な場合が多いです。
ピアノの鍵盤は幼児にはかなり重量がありますから、音を鳴らすのも大変です。
リトミックをするのが一番なんですが、やはりピアノを習いにみえるわけですから、鍵盤の導入が必要なわけです。
今回、ミニ鍵盤のキーボード(カシオのかわいいキーボード)が3,000円くらいでしたので、このミニキーボードを使ってレッスンの導入をしてみたいと考えています。
よく、キーボードや電子ピアノでの練習やレッスンは良くないとの意見も聞きますが、確かにフルサイズの鍵盤でレッスンするならばアコースティックなピアノが最も望ましいのはあたりまえのことと思います。しかし、導入時における鍵盤の理解や無理のない演奏にミニサイズ鍵盤を用いるメリットは計り知れないと感じます。実際、保育園・幼稚園での合奏で鍵盤ハーモニカを使った演奏はたいしたもんです。
よく言われる導入時の電子ピアノやキーボードでのデメリット
指の力がつかない→成長と共につきます。小学校4年や5年から急激につきます。
手の形が悪くなる→重い鍵盤を押しつける方が害がある。
絶対音感がつかない→意味不明です。また、絶対音感?の必要性を感じない。
ミニキーボードを使うと鍵盤の大きさの感覚が身につかない→じゃあ、ヴァイオリンはどうですか?幼児用のヴァイオリンはおもちゃのようにみえるくらい小さな楽器です。

ミニサイズキーボードでのメリット
幼児の手のサイズに合うため、無理のない演奏ができる。
持ち運びができるため、手元に置いて遊び感覚で触れる。
導入時1〜2年間は演奏曲の音域が狭いため、ポジションを決めやすい。
色々な音がなるので、インタレストを持ちやすい。
なにしろ、安い(電子ピアノやフルサイズキーボードの半額から何十分の1の価格)ので経済的負担が少ない。導入後、アコースティックピアノへ移行すれば良い。

要は使いようです。成長の早いお子さんの場合は最初からアコースティックピアノで良いのですから。

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