政府と日銀がデフレと発表しました。デフレは全ての業種に大きな影響がでます。物の値段が下がり、それにより企業利益が減少、それが人件費に跳ね返り所得の減少、購入意欲の減退から販売不振、さらに>>>これがデフレスパイラル。貨幣価値はどんどん上がります。しかもこのところの円高により外貨獲得による利益も減少。日本の持つ資産は下がる一方です。
教育支援業はデフレや不況に強い業種とはいわれますが、それでも今回はどうでしょうか。
完全失業率は5%前後(世界標準の統計方法ではもっと高いといわれています)、貧困率は15%超えで先進国中最低、平均年収は毎年下降しています。
民主党が政権を取り、事業仕分けで予算を見直し、生活者中心の控除から給付社会への転換を図っていますから、多いに期待しているところです。民主党も悪い時期に政権を取ったものですが、これで日本のあり方が社会民主主義へ大きく舵をきったら価値観が一変するでしょうね。
さて、音楽教室は教育支援業のひとつですが、学習塾とはちがい、ライフスタイルやライフデザインにかかわるサービスです。デフレにより所得が減ってくると、生活防衛が働きます。欲しい物があったり、やりたいことがあっても、ちょっと我慢しようというアレです。これが音楽教室経営者にはとても怖いのです。今年は不況とはいえ、12名の新規入会もあり(目標には未到達でした)ホッとしているのですが、来年の様相はどうなるかと不安をかかえています。
できることは、まず現有会員さんの不満の解消(満足度UP)による減少の防止、新規入会を考えてみえる方へのライフデザインの提示など、これまで以上に考えていかなくてはならないかなと思っています。容易なレッスン料の値下げだけは避けたいところです。デフレを助長しますしね。
ただ、時勢に合わせて新しいコースは考えています。短時間(15分〜20分)コースや、フリータイムコース、独り親支援コースなど。
大嵐がくるまえに。
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